元々、中学校時代の娘の成績はそれほど悪くありませんでした。
私としましては、成績に見合った高校に進学してくれれば、
それでよいと気楽に考えていたのです。
ですから中3の夏に、娘が「もっと上の高校を目指したい」と、
こともあろうに、当時の娘の偏差値よりも10近くも上の高校を受験する
と言い出したときには、さすがに困惑しました。
せっかく娘がその気になっているのに、
「そんな無理して大丈夫なの?」
などと、水を差すようなことをいうのも気が引けましたので、
娘の意志を尊重することにしたのです。
さっそく娘は進学塾の夏期講習に通い、
その流れで合格までその塾にお世話になることになりました。
あの頃の娘は、本当に親の私から見ても
「なぜにそこまで?」
と不思議になるくらいに、猛烈に勉強に励んでいました。
おまけに何を血迷ったのか、
私立を受けずにそこ一本で行くと言い張って聞かなかったものですから
(誰に似たのか一度言い出すととても頑固な子ですので)、
本当に最後まで、気を揉ませられました。
しかし、娘の並々ならぬ努力が実を結び、
合格を果たせたときの娘の喜びようを見たときには、
それまでの気疲れも一気に吹っ飛んでしまいました。
入学式の誇らしげで晴れやかな表情は、今でも脳裏に強く焼き付いています。
入学後も、娘は毎日楽しく学校に通っていました。
入学してすぐに、同じクラスに気の合うお友だちもできたらしく、
その子と一緒に茶道部に入って、毎日楽しくクラブ活動を続けているようでした。
そこの高校は進学校なので、入学したとたんに
生徒も先生も3年先の受験を見据えすぐに受験体制に入って、
勉強、勉強と、みんな目の色を変えて勉強すると聞いていたので、
どちらかといえば、暗いイメージを持っていたのですが
意外と娘は高校生活をエンジョイしている様子でしたので、
その点は親として一安心でした。